「家族がインフルエンザに感染してしまった!」
そんな方はインフルエンザ予防内服薬の処方を受けましょう。この記事ではインフルエンザの家族感染を防ぐ方法や、予防内服薬について詳しくご紹介します。
インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。インフルエンザに学生がかかると通学停止になり、社会人も出勤停止になる病気です。
38度以上の高熱や頭痛、関節痛、悪寒などの症状に加え、咳や喉の痛みといった風邪のような症状が現れます。子供や高齢者、妊婦はインフルエンザにかかると、風邪に比べて重篤化する可能性が高くなります。
インフルエンザの感染経路は?
[box class=”box28″ title=”インフルエンザの感染経路”]
・飛沫感染
・接触感染
・空気感染
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インフルエンザは重篤化する可能性が風邪より高く、通学や出勤にも関わる病気です。冬の時期に流行することが多いインフルエンザですが、その感染経路には3パターンあります。
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染・接触感染・空気感染です。感染予防のためにも、感染経路について詳しく確認しましょう。
飛沫感染
せきやくしゃみによって、ウイルスや細菌が体液と共に飛び出すことによる感染を、飛沫感染と言います。せきやくしゃみが原因であることから、飛沫感染による感染範囲は1〜2m程度です。
屋外などでは人と2m以上距離を保つことで、飛沫感染をある程度予防することはできます。
接触感染
インフルエンザの感染経路には、皮膚や粘膜に直接触れることで感染する接触感染もあります。接触感染には、タオルや手すりなどについた病原体に触れ、感染する間接的な接触も含まれます。
インフルエンザの病原体は、ドアノブなどに付着した後、24〜48時間程度感染力を保ち続けることが可能です。
空気感染
教室や職場といった閉め切られた場所では、飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染も考慮しなくてはなりません。空気感染はウイルスや細菌が空気中をまい、1m以上の範囲で感染する方法です。インフルエンザにおいても、長時間換気をしないと空気感染のリスクが高まります。
インフルエンザの
家族感染は何日後くらい?

インフルエンザは、発症前24時間〜発症後3日間程度が感染力のピークと言われています。家族がインフルエンザに感染した場合、発症前の段階でうつってしまっていることも多いです。そのため1人目が発症してから3日以内に、次の感染者が発症することも少なくありません。
また発症3日後以降も感染力があるため、1週間程度は家族感染しやすい状態だと理解しておきましょう。
参考:インフル予防の窓口「インフルエンザの家族感染は何日後?抗インフルエンザ薬の使用について」
家族からうつる確率は?
家族からインフルエンザがうつる確率の医学的なデータはありません。しかし、ウェザーニュースが2019年にウェザーニュース会員に向けて行った「インフルエンザの感染経路」についてのアンケートがあります。アンケートでは、9,401名中の14%が家庭内感染と答えました。
参考:ウェザーニュース「インフルエンザ、”家庭内”感染率は男女で違いがあると判明」
いつまで感染力がある?
インフルエンザは発症後1日〜5日程度は、周囲にうつしてしまう可能性があります。また例え症状が軽度だったとしても、感染力は同じようにあり、うつした相手によっては、重篤化する危険性があります。家族や身近な人でインフルエンザ患者が出た場合は、予防対策を徹底しましょう。
インフルエンザが
うつらない人がいるのはなぜ?
中には家族がインフルエンザに感染しても、うつらない人もいますよね。また毎年かかる人もいれば、一度もかかったことがない人もいます。
医学的に解明されているわけではありませんが、インフルエンザに感染するかどうかは、免疫力が大きく関係していると言われています。食事や睡眠、運動といった基本を整えて、規則正しい生活を送ることが大切です。
インフルエンザの
家族感染の予防方法

学校や仕事を休めない人や重篤化しやすい人にとって、冬に流行するインフルエンザは不安ですよね。特に家族が感染してしまうとうつってしまう可能性も高いため、予防を徹底することが大切です。この項目では、インフルエンザの家族感染を予防する方法をご紹介します。
感染した人と生活スペースをわける
家族がインフルエンザに感染した場合、十分な距離が取れずに飛沫感染する可能性や閉め切った家の中で空気感染する可能性、ドアノブや食事、お風呂といった場所で接触感染する可能性など、さまざまな感染経路があります。
そのため、家族がインフルエンザに感染したことがわかったら、感染した人と生活スペースをわけるようにしましょう。別室で寝食をしてもらい、接触機会を減らすことが大切です。
参考:キッズドクターマガジン「インフルエンザの家族感染を予防しよう!感染力はいつまで?隔離は必要?一緒にいてもうつらないためには?」
マスク着用や手洗いを徹底する
先述したように、インフルエンザの感染経路には、飛沫感染・接触感染・空気感染があります。あらゆる感染リスクを予防するためには、マスクの着用や手洗いを徹底する必要があります。
室内であってもマスクを着用し、1時間ごとなど定期的に手を洗い、ドアノブに触れた後なども手を洗うようにしましょう。家庭内でも、基本的な予防習慣を行うことが大切です。
参考:キッズドクターマガジン「インフルエンザの家族感染を予防しよう!感染力はいつまで?隔離は必要?一緒にいてもうつらないためには?」
湿度調整と換気をこまめに行う
インフルエンザが冬に流行する理由の1つが、空気の乾燥です。インフルエンザウイルスは、湿度が低い環境で特に活発になります。室内は加湿器などで湿度調整を行い、合わせて換気もこまめに行いましょう。
冬は寒くて窓を開けることが辛いかもしれませんが、閉め切った部屋では空気感染のリスクが高くなります。1時間に一度など定期的に換気をして、加湿器や濡れタオルで加湿しましょう。
参考:キッズドクターマガジン「インフルエンザの家族感染を予防しよう!感染力はいつまで?隔離は必要?一緒にいてもうつらないためには?」
タオルや食器は他の家族と共有しない
家族がインフルエンザに感染してしまった時は、タオルや食器にも気をかけなくてはなりません。インフルエンザ感染者とタオルや食器を使い回すと、接触感染のリスクが高まります。
食事を別々にとることも感染予防につながります。小皿に最初から分けておき、大皿から取る必要がないようにしましょう。また感染した人専用に、タオルやコップも別途用意します。
参考:キッズドクターマガジン「インフルエンザの家族感染を予防しよう!感染力はいつまで?隔離は必要?一緒にいてもうつらないためには?」
部屋や共有スペースの
アルコール消毒をこまめに行う
家族がインフルエンザに感染した場合は、部屋や共有スペースのアルコール消毒をこまめに行いましょう。
感染した人が隔離される部屋の消毒はもちろん、トイレやお風呂、リビングなど家族みんなが使う場所はよくアルコール消毒する必要があります。消毒漏れがあると、ドアノブなどの手で触る場所から接触感染のリスクがあります。
参考:キッズドクターマガジン「インフルエンザの家族感染を予防しよう!感染力はいつまで?隔離は必要?一緒にいてもうつらないためには?」
インフルエンザ予防内服薬を服用する
インフルエンザの家族感染を防ぐには、予防内服薬の服用が効果的です。予防内服薬を服用することで、約70〜80%の方がインフルエンザの発症をしなかったとされています。
予防内服薬は100%インフルエンザを予防できるわけではありません。しかし家族の感染がわかったタイミングですぐに服用することで、高い確率で家族感染を防ぐことが可能です。
参考:おおこうち内科クリニック「インフルエンザ薬の予防投与」
インフルエンザ予防内服薬とは

インフルエンザの予防内服薬は、インフルエンザの治療に使われる抗インフルエンザ薬のことです。インフルエンザに感染していない人が、予防のために抗インフルエンザ薬を服用することを予防投与といいます。
予防内服薬は受験や仕事で絶対に休めない人や子供や高齢者、妊婦といった重篤化しやすい方の感染予防に役立ちます。
参考:おおこうち内科クリニック「インフルエンザ薬の予防投与」
インフルエンザ予防内服薬の効果
インフルエンザ予防内服薬は、感染リスクがある人の約70〜80%のインフルエンザ発症を防ぐことができると言われています。インフルエンザの症状が出づらくなることも特徴です。
一般的に予防投与は、インフルエンザに感染した人と濃厚に接触していた場合に行われます。家族が感染してしまった場合は、遅くとも48時間以内に服用しなくては期待する効果が得られません。
参考:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック健康情報局「抗インフルエンザ薬の予防投与の方法と効果、対象者」
インフルエンザ予防内服薬の種類
インフルエンザの予防内服薬には3種類あります。薬名は、タミフル・リレンザ・イナビルです。インフルエンザに感染したことがある人なら、聞いたことのあるお薬もあるでしょうが、この項目ではそれぞれの特徴について解説します。
タミフル
画像引用:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
タミフルは認められている抗インフルエンザ薬の中で、唯一の経口内服薬です。大人は1日1回75mgのカプセルを服用することで、インフルエンザ予防の効果が得られます。期間は7〜10日分処方されることが多いです。また比較的価格が安く、取り扱っているクリニックが多いのも特徴です。
参考:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック健康情報局「抗インフルエンザ薬の予防投与の方法と効果、対象者」
リレンザ
画像引用:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
リレンザは吸入薬タイプの抗インフルエンザ薬です。吸入薬のリレンザは、気道からインフルエンザウイルスが出ていくことを阻害する効果があるため、感染拡大を防ぐこともできます。
リレンザの場合は、1日1回の投薬を10日間行います。下痢や吐き気、発疹が副作用として現れることがあります。
参考:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック健康情報局「抗インフルエンザ薬の予防投与の方法と効果、対象者」
イナビル
画像引用:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
イナビルは吸入タイプのお薬です。1回の吸入で予防投与が終わるのが特徴で、大人は40mg(2容器分)を1回吸入します。2容器を1回で吸入することが難しい場合は、2日間に分けて吸入することも可能です。副作用としては、下痢や腹痛、頭痛やめまいが起こることがあります。
参考:横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック健康情報局「抗インフルエンザ薬の予防投与の方法と効果、対象者」
インフルエンザ予防内服薬で
よく使われるのは「タミフル」

インフルエンザの予防内服薬で、最もよく使われるのが「タミフル」です。タミフルは経口薬のため、吸入薬に抵抗がある方でも飲みやすいお薬です。この項目では、タミフルの効果や飲み方、副作用などをご紹介します。
タミフルの効果
タミフルはインフルエンザウイルスが体内で増殖することを防ぐ効果があります。インフルエンザA型・B型の両方に有効です。タミフルに含まれるオセルタミビルリン酸塩は、インフルエンザウイルスが細胞の外に出るのに必要な酵素を阻害することができます。乳幼児から大人まで使用できるのも特徴です。
タミフルの飲み方
大人は1日1回1錠を、7〜10日間程度服用します。子供の場合は、子供の体重1kgにつき2mgを投与します。体重37.5kg以上の子供は大人と同じ容量です。
飲み忘れたからといって、1回に2錠摂取するなどはしてはいけません。気付いたタイミングで、1回1錠を守り服用しましょう。
タミフルの副作用
タミフルは乳幼児から大人まで服用できるお薬ですが、副作用が出る場合もあります。タミフルの主な副作用は、
- 腹痛
- 吐き気
- 倦怠感
- 口内炎
です。上記の他に食欲不振や不眠などの症状が出ることがあります。服用中に不安な症状があれば、早めに医師に相談しましょう。
タミフルの注意点
タミフル服用中に、重篤な副作用が出ることがあります。注意が必要な症状として、肺炎やアナフィラキシー、肝機能障害や異常行動といったものがあります。特に子供がタミフルを服用する場合は、子供を1人にせず、家族で見守りましょう。
「タミフル」処方ができる
おすすめオンラインクリニック
インフルエンザの予防のために、タミフルの処方を受けたい方もいることでしょう。近年ではインフルエンザの予防内服薬は、オンラインクリニックで処方を受けることができます。
タミフルの処方を受けられる、おすすめのオンラインクリニックについてご紹介します。



