やる気が出ない
なにをするにも「やる気が出ない」「億劫に感じる」という時はないでしょうか。誰しも気が出ない時や意欲が低下することはあることでしょう。しかし、無気力や気分の落ち込みが長期にわたって続く場合は、うつ病や統合失調症などの精神疾患が要因となっている可能性があります。今までに経験したことがないほど「やる気が出ない」「気分が落ち込む」状況が続く場合は、まずは診断を受けて自身の症状を明確にすることが大切です。医療機関で診断を受けて原因がはっきりすることで、症状に適した治療が行えます。上記の症状が長期にわたって続く場合は、当院で診断を受けて病名をはっきりさせましょう。
やる気が出ない時に考えられる主な精神疾患
物事に対して「やる気が出ない」という経験は多くの方があることでしょう。しかし、その背景には以下の精神疾患が原因となっている場合があるため注意が必要です。やる気が出ない時に考えられる主な病気には以下のものが挙げられます。
うつ病うつ病とはストレスが主な引き金となって現れる精神疾患のことです。うつ病は意欲の喪失、落ち込んだ感情、絶えず続く疲労感、倦怠感、そして睡眠障害などの症状がみられます。症状が進行すると、職場や学校での活動に支障をきたすだけでなく、身だしなみや入浴などの日常的な作業さえも困難になることがあります。
適応障害適応障害とは、環境の変化に適応できない時に現れる精神疾患のことです。仕事、学校、人間関係といった生活環境の変化に対して適切に適応できずやる気が出ない、気分が落ち込むなどの精神的な症状を引き起こします。
統合失調症統合失調症とは、脳内の神経ネットワークに異常が生じることによって発症する精神疾患のことです。発症すると幻覚や幻聴などの陽性症状に加えてやる気の低下など陰性症状も引き起こします。
双極性障害双極性障害とはうつ病の一種で、「躁状態」と「うつ状態」をくりかえす精神疾患のことです。テンションが高くやる気が高い状態と何事に対してもやる気が出ない極端な2つの症状が見られます。
自律神経失調症自律神経失調症とは、「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れることで発生する精神疾患の1つです。日常のストレス、睡眠不足、不規則な生活リズムなどが影響して自律神経の働きが悪化するとやる気の低下や憂うつな気分、極度の疲労感やだるさなどの症状が現れることがあります。
まずは、医療機関での診断を
やる気が出ない時は、うつ病や統合失調などの精神疾患が原因となっている可能性があります。治療方法は精神疾患の種類によっても異なるため、まずは当院を訪れてやる気が出ない原因を明らかにしましょう。それぞれの病気にあった適切な治療を行い症状を改善していきましょう。