イライラする
理由もなくイライラしたり、怒りっぽくなったりする場合は精神疾患が原因である可能性があります。ストレスなどが原因で一時的に感情が乱れることは誰にでもあることですが、イライラが長期にわたって続く場合はうつ病や強迫性障害、統合失調症、適応障害などの精神疾患を疑って医療機関に訪れることをおすすめします。精神疾患は治療が遅れるとますます症状が悪化する恐れがあります。普段と比べてイライラする感情が強いと思ったら、当院までご相談ください。
イライラが続く時に考えられる病気
ストレスを感じた際にイライラするという感情は多くの方が経験したことがあるでしょう。しかし、イライラが長期にわたり続く場合は精神疾患が原因となっている場合があるため注意が必要です。イライラが続く時に考えられる主な病気には以下のものが挙げられます。
・うつ病
うつ病とは日常生活を送るうえでの過度なストレスが引き金となって現れる精神疾患のことです。うつ病は、症状として抑うつ状態をはじめ自己肯定感の低下、イライラなどを引き起こします。身近な些細な事柄にも過敏に反応するようになり、他人に対して攻撃的になることもあります。
・強迫性障害
強迫性障害とは、強迫観念とそれにともなう強迫行動が特徴的な精神疾患のことです。強迫性障害を持つ患者は、特定の考えや行動を抑制することが難しく、それが大きなストレスとなります。例えば、特定のルーチンを完璧にこなさないと気が済まない場合、失敗したり計画通りに進まないと強いイライラを感じることがあります。
・統合失調症
統合失調症とは脳機能に異常が生じることによって発症する精神疾患のことです。幻覚や妄想、異常な思考が見られる点が症状の特徴です。統合失調症の患者は周囲の人々とのコミュニケーションが困難になるため、そのストレスがイライラを増幅させます。
・適応障害
適応障害とは、特定のストレス要因に適切に対応できないことで起こる精神疾患のことです。例えば、新しい職場、学校、家庭環境などの大きな変化に直面した際に、新しい環境や状況に適応することができず、その結果としてイライラ感が生じます。
イライラが続く場合は医療機関へ相談しよう
イライラが続く場合は精神疾患の可能性があります。日常的にイライラしていると周りの方々と良好な関係を築くことが難しくなります。自身の健康面に加えて、周りの大切な方に迷惑をかけないためにも、自身の感情の変化に気づいたら早急に当院へ相談してください。