精神的に弱っている時は、とにかく無理せず身体を休めることが重要です。
本記事では、精神的に弱っている時の過ごし方のポイントと、ストレス解消法6選をご紹介します。
どう過ごせばいいのか分からずモヤモヤとしている方、おすすめのストレス解消法を知りたい方はぜひ参考にしてください。
なお、精神的に弱っていて日常生活に支障が出ている方は、横浜よりそいメンタルクリニックにご相談ください。経験豊富な専門医が在籍しており、環境面や設備面も充実していて、専門的な治療を受けられます。
精神的に弱っている時の過ごし方3選
精神的に弱っている時は、脳が疲れている可能性があります。そのような時におすすめの過ごし方3選を紹介します。
- 休息に集中する
- 睡眠時間をしっかり確保する
- 好きなことをして気分転換する
ぜひ参考にしてください。
休息に集中する
精神的に弱っている時は、「休息」を行ってみましょう。仕事終わりや休日に何も考えず徹底的に休むと、次の日のパワーが充電できます。
「やらなきゃいけないことがあったけど、ダラダラと過ごしてしまった…」と思った経験はありませんか?弱っている時ほど不安になり、ダラダラと過ごしてしまった罪悪感を受けてしまいます。
しかし、精神的に弱っている時は、思い切ってのんびりすることも大切です。「今はしっかりと休息することが自分のやるべきことだ。」くらいの気持ちを持ってもいいかもしれません。
必要最低限のこと以外の時間は、余計なことを考えずに徹底的に休んでみましょう。
睡眠時間をしっかり確保する
精神的に弱っている時は、睡眠時間をしっかり確保しましょう。それから睡眠の質にも目を向けることが大事です。
脳の疲れをとるには、充分な睡眠が効果的です。忙しくてなかなか睡眠時間が取れていない方は、この機会に一度見直してみましょう。
ただ、せっかく充分な睡眠時間を確保しても、睡眠の質が悪いと疲労が取れません。寝る前にスマートフォンを見ることは、よい睡眠の妨げとなるので注意が必要です。
好きなことをして気分転換する
休日や空いている時間があったら、自分の好きなことをしてみましょう。日々忙しかったりすると、好きなことをする時間が無かったり、趣味を楽しむ時間も減りがちです。
しかし、精神的に弱っている時は、好きなことをして気分転換する時間がとても大事です。今の自分に必要なことだととらえて、優先的に趣味などを楽しんでみましょう。
注意点としては、激しいスポーツなどの肉体疲労がともなう趣味は控えておきましょう。身体のメンテナンス目的の軽い運動などがおすすめです。
【3つの面から解説】精神的に弱っている時のサインとは?
本項では、精神的に弱っている時のサインを3つの面から解説します。
- 身体面:倦怠感や不眠、筋肉のコリ
- 精神面:落ち込みやイライラ
- 行動面:遅刻や仕事のミスの増加
まずは、自分が精神的に弱っていることを自覚することが大事です。ひとつずつみていきましょう。
身体面:倦怠感や不眠、筋肉のコリ
身体面では、倦怠感や不眠、筋肉のコリなどのサインがあらわれやすいです。他にも、動悸や息切れ、食欲不振などが起きることもあります。
免疫力が低下して、風邪をひきやすくなるのも身体面のサインのひとつでしょう。
症状が続くと、日常生活に支障をきたすため早めの対処が肝心です。悪化する前に、病院の受診を検討しましょう。
身体が発するサインに気付いてあげて、自分を守る行動を取ることが大事です。
精神面:落ち込みやイライラ
精神面でのサインとしては、落ち込みやイライラなどがあらわれやすく、不安感や緊張感の増加も多くみられます。
本人は上記のような症状の原因が、精神的に弱っているのが理由だと気付かないことがあります。周りの人が話を聞いてようやく分かることもあるので、異変を感じたらサポートしてあげることも大切です。
対処が遅れて長期間ストレスをため込みすぎると、突然泣き出したり、ささいなことで怒り出したりする症状が出てきます。そうなる前に早めに医療機関を受診しましょう。
早い段階で自分の異変に気付いてあげることが重要です。
行動面:遅刻や仕事のミスの増加
行動面であらわれやすいサインは、仕事に遅刻するようになったり、ミスが増えることなどが挙げられます。
また、食事の量や飲酒量が増えたりします。たばこを吸う人は本数が増えたりするでしょう。これらの行動の変化は、健康面にも影響を及ぼすので注意が必要です。
普段と違う自分の行動に気付いたら休息を心がけてください。
精神的に弱っている時に気をつけたい3つの病気
精神的に弱っている時期が続いている場合、以下の3つの病気に注意が必要です。
- うつ病
- 適応障害
- 不安障害
病気にかかるリスクがあることを頭に入れておきましょう。
うつ病
精神的につらい状態が続くと、うつ病を発症する可能性があります。
うつ病は、脳内の神経伝達物質の異常によって起こると考えられています。精神的に弱っている状態はストレスがかかりやすく、神経伝達物質のバランスが崩れやすいため注意が必要です。
以下のような症状が長期間続く場合は、医療機関を受診してみましょう。
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うつ病は適切な治療を受けることが大切です。
適応障害
適応障害とは、職場の人間関係や離婚、家族の死などの特定のストレスが原因で発症する病気です。
ストレスの要因がはっきりしているため、原因から離れたり、対処できると症状が改善することが多いです。放置すると症状が重症化してしまうこともあります。
精神的に弱っている原因がはっきりしている方は、適応障害に注意しましょう。原因から離れられる場合は、自分の健康を最優先に考えてみてください。
あらわれる症状としてはうつ病の症状に近しく、前述したうつ病の症状に加えて頭痛や不眠、倦怠感があらわれることがあります。
不安障害
不安障害もストレスが原因で発症する可能性がある病気です。精神的に弱っている時は不安を感じやすいですが、それが度を超えるようになると注意が必要です。
不安障害の症状は多岐に渡りますが、一般的には以下のような症状があらわれます。
- 極度の不安感
- 動悸、発汗、震えなどの身体症状
- 不安を感じる状況や場所を避ける行動
精神的に弱っている時期が続いていて、上記のような症状を感じたら早めに医療機関に相談しましょう。適切な治療で改善することが多いです。
医療機関受診の目安とは?
精神的に弱っていてもすぐに病院に行こうと決断できる人は、あまり多くないかもしれません。
さらには、「医療機関受診を考える目安はあるの?」と疑問に思っている方もいると思います。結論としては気分の落ち込みや不安感が強く、日常生活に支障をきたしていたら、それが受診の目安の基本となります。
「病院に行く時間がないから我慢しよう」「精神科って怖いイメージがあるから躊躇してしまう」「病院にいくほどでもないだろう」などの理由から受診が遅れてしまうケースがあります。
受診が遅れると、重症化したり慢性化してしまうこともあるので、注意が必要です。つらいという心の声に耳を傾けて、自分の健康を最優先に考えましょう。
【精神的に弱っている人へ】おすすめのストレス解消法6選
本項では、精神的に弱っている人におすすめのストレス解消法6選を紹介します。
- 散歩やヨガなど軽い運動をする
- 風呂やサウナにはいる
- 五感を使う趣味で気分転換する
- 部屋の掃除やインテリアを変えてみる
- 親しい人と話す
- きれいな景色を見る
自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。
散歩やヨガなど軽い運動をする
精神的に弱っている人は、ストレスによる筋肉のこりを感じていたり、全身の血流が滞っていることがあります。
散歩やヨガなどの軽い運動は、血流を良くして疲労物質を流してくれる効果があります。
また、筋肉のこりをほぐす効果もあるため、肩こりや首こりを感じている方にもおすすめです。
無理に運動をする必要はありませんが、少し動ける余裕がでてきたら身体を動かしてみましょう。
ストレス解消にもなりますし、気持ちが上向きになります。身体面、精神面で多くのメリットがあるので、積極的に取り入れてみましょう。
風呂やサウナにはいる
風呂やサウナにはいるのも身体面、精神面の回復に大きく役立ちますし、ストレス解消の効果もあります。
お湯やサウナの熱が身体を温めて、筋肉の緊張をほぐしてくれます。リラックス効果も大きいです。
家で風呂に入るときは、スマートフォンを持ち込むのは極力控えましょう。リラックスにつながりませんし、脳も休まりません。静かで何もしない時間をゆったりと楽しみましょう。
また、風呂やサウナにはストレス解消やリラックスの効果だけではなく、睡眠の質向上にも期待ができます。
五感を使う趣味で気分転換する
見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるは人間の大事な五感を使う動作です。これらを使った楽しみは気分転換になり、心に栄養を与えてくれます。
好きな音楽を聴いてみたり、おいしいものを食べたりなど、五感を感じると幸せな気分が生まれます。もちろんストレスの解消、軽減にもつながるのでとてもおすすめです。
趣味や好きなことをする際は、五感を意識して楽しんでみましょう。
部屋の掃除やインテリアを変えてみる
部屋の掃除はストレス解消に効果的です。汚い部屋は精神衛生上よくありませんし、見るたびにストレスを感じてしまいます。部屋の片づけをすることで、気持ちの整理も同時にでき、清潔な空間も手に入ります。
適度に身体を動かすことや、部屋がきれいになった時の達成感もストレス解消につながるのでおすすめです。
部屋をきれいにしたあとは、自分好みのインテリアに変えて、より居心地のいい空間にしてみましょう。居心地のいい空間はリラックスや安心をもたらします。少しずつ取り組んでみましょう。
親しい人と話す
人と話す行為は自分の気持ちの整理にもなりますし、ストレス解消にもつながるのでおすすめです。なんでも話せて、聞いてくれる親しい人がいるとなお安心するでしょう。
つらいことや悲しいことも、感情を共有することで心が軽くなります。思いがけないアドバイスを受けて、状況が好転することもありえるでしょう。
孤独は人体に大きな害を及ぼしかねないので、そういった意味でも日頃から交友関係のつながりは大事にしましょう。相手がサポートしてくれたり、自分がサポートをしてあげられることもあると思います。
支えあって生きていくことで、ストレスにも対処できるようになっていくでしょう。
きれいな景色を見る
前述した、「五感を使う趣味で気分転換をする」にも通じてきますが、きれいな景色をみることもおすすめのストレス解消法です。
自然の美しい風景や都市の夜景など、視覚的に心地よい景色を楽しむことで、心がリフレッシュされます。
ただ、無理をするのはよくないので、まずは近場の景観がいい場所から探してみましょう。
思わぬお気に入りスポットが見つかるかもしれません。
余裕があれば、旅行もおすすめです。新しい場所を訪れて、美しい景色を楽しむこともストレス解消に効果的です。旅行先での風景や文化に触れることで、日常のストレスから解放されます。
【NG】精神的に弱っている時にやってはいけないストレス解消の仕方
本項では、精神的に弱っている時にやってはいけないストレス解消の仕方を解説します。
- 過度な飲酒
- 暴飲暴食
- 衝動買い
- カフェインのとりすぎ
ついついやってしまわないように頭に入れておきましょう。
過度な飲酒
お酒が好きで、ストレス発散のために過度な飲酒をしてしまったことはありませんか?
アルコールは一時的に気持ちをリラックスさせてくれますし、ストレスが溜まっている時は飲みたくなる人も多いでしょう。
しかし、アルコールを多量に摂取してしまうと、睡眠障害の原因になります。眠りが浅くなって睡眠の質が落ちてしまうでしょう。
さらには健康にも悪影響を及ぼします。肝臓や心臓などにダメージを与えるので、飲み過ぎには注意が必要です。
ストレスを発散したい時は、前項で紹介した健康的なストレス解消法を試してみましょう。
暴飲暴食
ストレスが溜まっている時の暴飲暴食にも注意しましょう。
大量に食べたり飲んだりしたときに、一時的にストレスが解消されるかもしれません。しかし、過度な飲酒と同じく健康に害を与えます。
そして、暴飲暴食してしまったことを後悔して、またストレスが溜まってしまうでしょう。
何事も適度が大事です。調子が余計に悪くなってしまうので気をつけましょう。
衝動買い
衝動買いでのストレス発散もNGです。物がインターネットで簡単に買えてしまう時代の今は、特に注意が必要になります。
こちらも同じく、欲しいものを一気に買っている時は、一時的にストレスが解消されるかもしれません。しかし、衝動買いによって余計な出費がかさみ、新たなストレスを生んでしまいます。
物が増えて部屋が散らかってしまうことも、ストレスを感じるひとつでしょう。
趣味や好きなことに適度にお金を使って、ストレス解消に役立てる使い道を選んでみてください。
カフェインのとりすぎ
カフェインも多量に摂取してしまうと、睡眠障害を引き起こしてしまいます。また、習慣的に摂取していると依存症にもつながります。
カフェインが切れるとストレスを感じるようになり、どんどん体調も悪化してしまうでしょう。
ぜひ、カフェインが入った飲み物を飲むときは、適量を心がけてください。なるべく夕方以降は飲まないようにすると睡眠にも影響が出にくいです。
精神的に弱っている時の過ごし方は休むのが大切
精神的に弱っている時はまず休むことに集中しましょう。そして、少し余裕が出てきたら好きなことをして楽しみましょう。おすすめのストレス解消法もぜひ参考にしてください。
また、つらいときは我慢せずに医療機関に相談してください。早めの治療でよくなる可能性が高いです。
当院では精神的なお悩みはもちろん、うつ病などの精神疾患も含め、広く対応が可能です。
アクセスも良く、土日も診療しており、設備面も充実していて通院しやすい環境が整っています。ぜひ横浜よりそいメンタルクリニックまでご相談ください。