低用量ピルの種類と選び方
低用量ピルの基本
低用量ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)の2つの女性ホルモンを配合した経口避妊薬です。 種類によって配合されているホルモンの量や種類が異なるため、医師と相談して自分に合ったピルを選ぶことが大切です。
1相性ピル
21錠すべてに同じ量のホルモンが配合されているピルです。 シンプルな構成で飲み間違いが少なく、初めてピルを服用する方にも使いやすいタイプです。 トリキュラー、アンジュ、ファボワールなどがこのタイプに該当します。
3相性ピル
3段階にホルモン量を変化させることで、自然の月経周期に近いホルモン変化を再現したピルです。 より生理的なホルモン変化により、副作用が軽減される場合があります。 ただし、飲む順番を間違えないよう注意が必要です。
超低用量ピル
エストロゲンの含有量が更に少ないピルで、月経困難症の治療目的で処方されることが多いです。 ルナベル、ヤーズなどがこのタイプで、保険適用される場合もあります。 副作用のリスクが低い一方、避妊効果も若干低くなる可能性があります。
⚠️ 重要な注意事項
- ピルの種類は医師の診察により、体質や目的に合わせて選択されます
- 最初の数ヶ月は体が慣れるまで副作用が現れることがあります
- 必ず医師の指示に従って正しく服用し、定期的な検診を受けましょう
- 他の薬剤との相互作用もあるため、服用中の薬があれば必ず医師に伝えてください