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適応障害

適応障害だと頭が働かない?原因やストレスへの対処法を詳しく解説!

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「最近頭がうまく働かない」
「嫌なことがあって以来、頭の回転が悪くなった気がする」
このような症状に悩んでいませんか。

頭が回らなくなる原因の一つに、適応障害があります。適応障害になると、頭の働きに悪影響を及ぼし、日常生活や仕事に支障をきたすこともめずらしくありません。

ただし、別の病気で頭が働かなくなることもあるため、各症状の特性への理解を深めることが必要です。

そこで本記事では、適応障害の主症状と頭が働かない理由、間違いやすい疾患・障害との違いを解説します。適応障害の疑いがある場合の適切な対処法についても分かりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

なお「よりそいメンタルクリニック」では、適応障害をはじめとするさまざまなこころの悩みや困り事の解決を丁寧にサポートします。ちょっとした変化や異常にも精神医療のプロとして真摯に寄り添いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

頭が働かないのは適応障害の可能性がある

若いアジアの女性は、質問を持っています。 - わからない 日本人 ストックフォトと画像

頭がうまく働かないのは、適応障害の精神症状の一つです。脳に疲労やストレスが溜まった状態であり、思考力や判断力が低下するため頭が回らなくなります。

頭が働かない状態で活動を続けると、注意力散漫になりがちです。仕事や家事などでミスが増えるほか、事故や怪我につながる恐れも否めません。

また、適応障害による不調を放置すると、悪化してうつ病などのより重篤な疾患に発展しかねないため、早めの対処が肝心です。

適応障害の特性

アジアの女性を考える。疑問符。 - わからない 日本人 ストックフォトと画像

適応障害だと頭が働かなくなるのはなぜかを説明するにあたり、まずはその特性を把握するのが必要です。次の4つの視点から、適応障害とはどのような病気なのか確認していきましょう。

  • 適応障害とは
  • 適応障害の主な症状
  • 適応障害の原因
  • 適応障害になりやすい人の特徴

以下で、それぞれ詳しく説明します。

適応障害とは

適応障害とは、特定のストレスに心がうまく順応できないことをきっかけに、心身に不調をきたす病気です。一般的に、特定のストレスから1〜3ヵ月以内に発症するといわれています。

なお、治療を開始し、発症の原因であるストレスが解消すれば、6ヵ月程度で回復が可能です。逆にいうと、直接の原因となるストレッサーから離れない限り、改善は容易ではありません。

適応障害の主な症状

適応障害の症状は、大きく分けて身体面・精神面の2つの面から現れます。主な症状は、以下のとおりです。

  • 頭が回らない
  • 抑うつ感
  • 不安感
  • イライラ
  • 不眠
  • 食欲減退・過食
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 動悸・息切れ
  • めまい・立ちくらみ
  • 耳鳴り

生活の中でストレスを感じると、ときには気分が落ち込んだり、体調が悪くなったりすることもあるでしょう。しかし、ある特定の出来事をきっかけに、長引く不調に悩んでいる場合は適応障害の可能性があります。

目安は、上記のような症状が1週間〜2週間以上続いているかどうかです。

適応障害の原因

適応障害の直接的な原因はストレスです。ただし、発症のきっかけとなるストレッサーは人それぞれであり、現在置かれている環境のほか、家族や恋人、友人との関係性など、あらゆることが原因になる可能性があります。

たとえば、適応障害を引き起こす仕事に関連したストレスの代表例は、ハラスメントや職場の人間関係です。精神的に耐え難い苦痛を感じる状況にあり、さらに頼れる相手がいないと、適応障害になるのも無理はありません。

また、長時間労働や、転勤・転属などによる環境の変化にこころが適応できず、心身に不調をきたすこともあります。

適応障害になりやすい人の特徴

適応障害になりやすい人は、以下のような気質の方です。

  • ストレスに弱い
  • 繊細
  • 敏感
  • 完璧主義
  • 責任感が強い
  • 自信がない
  • 自己肯定感が低い

自らの性格が上記に該当する方は、一度の失敗や些細なミスにも大きな挫折感を味わい、心が折れてしまいがちです。

適応障害だと頭が働かない理由

混乱の若いアジア系のビジネスマン。 - わからない 日本人 ストックフォトと画像

続いては、適応障害の特性を踏まえ、頭が働かなくなる理由を考えていきましょう。主な要因は、次の6つです。

  • 思考力が鈍くなるから
  • 集中力が続かなくなるから
  • 記憶力が落ちるから
  • 判断力が下がるから
  • 頭や身体の反応速度が遅くなるから
  • コミュニケーション能力が低下するから

以下では、上記の詳細と頭の回転との関連性を解説します。

思考力が鈍くなるから

適応障害の特性の一つである思考力の低下は、頭が働かない直接的な原因です。思考力が鈍り、自分の考えが頭の中でよくまとまらなくなります。考え事をしていても頭が働かず、うまくイメージできないため、物事の判断や解決にいつもより時間がかかりがちです。

また、特定の考えに固執するようになりやすいので、想定外の出来事が起きると頭が回らず、うまく対処できないことが増えるでしょう。

集中力が続かなくなるから

適応障害を患うと、心身が不安定で落ち着かず、一つのことに集中できません。集中しようと努めても、少し時間が経つと気が散ってしまい、長続きしない傾向にあります。

仕事や作業が思うようにはかどらず、いつもより時間がかかってしまい、それに焦って余計に集中できなくなるという悪循環が起こります。

記憶力が落ちるから

適応障害になると記憶力が低下し、最近の出来事や新しい物事を覚えるのが難しく感じるようになります。物忘れが増え、つい最近の記憶でもスムーズに呼び起こせない方もめずらしくありません。

普段やっている物事の手順や道順が急によく分からなくなり、仕事や作業のパフォーマンスが低下することもあります。

判断力が下がるから

判断力の低下も適応障害の特徴であり、ちょっとした選択すら頭が混乱してしまい、すぐに決められなくなります。

また、物事の優先順位がうまくつけられずに失敗したり、対応が遅れたりすることも、適応障害の患者によくある症状です。

頭や身体の反応速度が遅くなるから

何かあってもすぐピンとこず、うまく反応できないのも適応障害になっている方の特徴です。

質問されても回答までに時間がかかるほか、周囲の変化や異常をすみやかに察知できず、トラブルや事故などに巻き込まれやすくなります。

コミュニケーション能力が低下するから

適応障害になると、人とのコミュニケーションに拒否感を抱き、場に即した言動がとれなくなることで「頭が働かない」と感じる方も少なくありません。会話やメッセージの内容がうまく組み立てられず、取り留めのない話しかできなくなりがちです。

適応障害では、もともと関心のあった物事すら興味が薄れます。ましてや、気が進まないことに頭が回らなくなるのも無理はないでしょう。

適応障害以外で頭が働かない症状が出る可能性のある精神疾患・障害

アジアの女性を考える。 - わからない 日本人 ストックフォトと画像

頭の回転に関わる能力の低下は適応障害の特徴ですが、必ずしもそうとは限りません。頭がうまく働かないことの裏には以下のような別の病気が潜んでいる可能性もあります。

  • うつ病
  • 統合失調症
  • 不眠症
  • 無気力症候群
  • 燃え尽き症候群
  • 発達障害

ただし、上記はあくまでも一例です。以下でそれぞれどのような疾患・障害なのかを解説しますが、参考程度に留め、医師の判断を仰ぎましょう。

うつ病

うつ病とは、ストレスの蓄積によって脳神経の伝達に異常が生じ、心身のバランスを崩してさまざまな不調が生じる気分障害の一種です。

脳が大きなダメージを受けている状態であり、神経伝達の機能が鈍るため、思考力が低下して頭が働かなくなります。

統合失調症

統合失調症とは、自らの感情や考えをまとめるのが困難になる精神疾患です。陽性症状である幻覚・妄想、思考障害のほか、意欲や感情の起伏などの陰性症状が生じ、頭がうまく働きません。

なお統合失調症の原因は、まだ明確には不明です。現時点では、先天的・後天的に脳の神経伝達に何らかの異常が生じたことをきっかけに発症すると考えられています。

不眠症

不眠症とは、夜によく眠れなかったり、寝つきが悪くなったりする状態が継続する睡眠障害です。入眠できても眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めたり、早朝に覚醒してまた眠ろうとしても寝つけなかったりするケースもあります。

人は睡眠が足りないと、思考力や集中力、判断力が正常に働きません。また、不眠症が続くと眠ること自体に恐怖を感じるようになり、余計に眠れなくなるという悪循環に陥りやすい傾向にあります。

不眠症の改善には、専門的な治療が不可欠です。なお、不眠の原因に別の要因が絡んでいる場合もあるため、よく眠れない日が続く場合は医療機関の受診が推奨されます。

ブレインフォグ

ブレインフォグとは、考え事や情報が混雑しているような状態を指します。「Burein(頭)」と「Fog(霧)」を組み合わせた症状名であり、頭の中が霧がかったようにもやもやした感覚です。

ブレインフォグは思考力や集中力を低下させるうえ、記憶力や判断力も鈍くなり、頭がスムーズに働かなくなります。

発症の原因は、脳への過剰な負担やストレスです。ブレインフォグは病気ではないものの、日常生活や仕事に支障をきたすようなら、医療機関での治療を求めましょう。

無気力症候群

無気力症候群とは、モチベーションや意欲が著しく低下している状態を指します。別名「無気力症」や「アパシー・シンドローム」とも呼ばれ、強いストレスからこころを守るための自己防衛反応です。

無気力症候群になった方は、何事にもやる気が起きず、考えることから逃避する傾向にあります。また感情の起伏がなくなり、周囲に無関心で考えることすら億劫になることも、無気力症候群の特徴です。

燃え尽き症候群

燃え尽き症候群とは、目標に向かって頑張っていた人がそれを達成したことで緊張の糸が切れ、突然やる気を失ってしまった状態です。

仮に目標が達成できていたとしても、何事にも意欲が湧かなくなり、思考を放棄してしまいます。やる気を出そうにも、頭の回転が鈍り、考えがまとまりません。

更年期障害

更年期障害とは、老化などによるホルモンバランスの乱れから生じる心身の不調です。加齢や閉経によるホルモンバランスの変化が原因であり、特に40代以降の女性に多い傾向にありますが、若年層や男性でも発症する可能性があります。

気分や精神的な不調は、更年期障害の主症状の一つです。記憶力が低下して物忘れが増え、頭の中の情報をすばやく処理しづらくなるため、頭が働かなくなったと感じやすくなります。

若年性認知症

若年性認知症とは、アルツハイマー症候群のうち、64歳未満で発症するものを指します。若年性アルツハイマーという名称でも知られており、認知機能の著しい低下が特徴です。

若年性認知症になると、頭が働かなくなってミスや物忘れを繰り返しますが、自分では異常性を認識できないこともめずらしくありません。また、物事の正しい判断がつかなくなり、優柔不断になったり特定の物事に固執したりすることもあります。

発達障害

発達障害とは、脳機能の何らかの異常によって、発達に遅れが生じる障害です。生まれつきの障害ですが、発症の原因はまだ不明であり、現代の医療では治療しても根治は困難だといわれています。

なお発達障害の類型は、主に下記の3つです。

  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD(注意欠陥・多動症)
  • LD(学習障害)

上記のうち、ASDやADHDがある人は、特定のことにしか頭が働かず、その他にはうまく集中できません。またLD(学習障害)がある場合は、読み書きや計算など特定の分野の習得が困難で、それを「頭が悪い」「頭がうまく働かない」と思い込んでいる場合があります。

適応障害で頭が働かないときにとるべき対処法

医療相談室の医師と患者 - クリニック ストックフォトと画像

「頭が働かないのは適応障害かもしれない」と感じている場合は、早急な対処が必要です。具体的には、次のような行動を心がけてください。

  • 精神科や心療内科を受診する
  • 十分な睡眠をとる
  • 生活習慣を見直す
  • 環境調整を試みる
  • 自分なりのストレス解消法を実践する

以下で、上記6つの対処法の詳細をみていきましょう。

精神科や心療内科を受診する

適応障害の自覚がある場合はもちろん、頭が働かない状態が長く続いているときは、すみやかに専門の医療機関を受診してください。

症状の継続期間が短くても、頭が働かないことで日常生活や仕事に支障をきたしている場合は、受診が推奨されます。

なお、適応障害の治療では、薬物療法や精神療法でフィジカル・メンタルの双方へアプローチし、症状改善と正常な思考力の回復を図ります。

また、ストレスへの適切な対処法が身に付く医学的なトレーニングを受けることで、再発防止にもつながるでしょう。

十分な睡眠をとる

適応障害から回復するためには、十分な睡眠の確保が欠かせません。睡眠サイクルの乱れは、適応障害の症状を悪化させる要因の一つです。

また、頭の中の情報や記憶は寝ている間に整理される仕組みになっていますが、睡眠が足りないと処理がうまくいかず、余計に頭が働かなくなります。

忙しさなどによる生活習慣の乱れが原因で睡眠がとれていない場合は、意識的に睡眠サイクルを整えるよう努めてみてください。なお、成人のベストな睡眠時間は7時間〜8時間です。そして睡眠は、量だけではなく質にもこだわりましょう。

寝る前には強い光や刺激的な行動は避け、就寝の2時間〜3時間前にはリラックスして過ごせる状況に整えることで、スムーズな入眠を促します。

生活習慣を見直す

適応障害は特定のストレスによる脳疲労から発症することを踏まえると、これまでの生活習慣を見直す必要があります。

健康的な生活の基本となるのは、適切な食事・運動です。栄養バランスのとれた食事は身体や自律神経のバランスを整えるだけではなく、質のよい眠りが得られやすくなります。

キーワードとなる栄養素は、睡眠ホルモンのメラトニンの原料「トリプトファン」です。リプトファンの多い炭水化物やタンパク質は、積極的に摂取するよう心がけてください。

また、適度な運動には、頭をスッキリさせる効果があります。ほどよい疲労感で眠気を誘い、よく眠れるようになるため、脳の回復にもつながるでしょう。

環境調整を試みる

適応障害を早く治すためには、ストレスと距離を置き、治療に専念できる環境づくりが必要です。

私生活は調整がききやすい傾向にあるため、ポイントとなるのは仕事関係です。たとえば、業務量のセーブや配置転換、勤務時間・形態の変更が挙げられます。発症のきっかけや症状の程度に合わせて、よりよい環境に調整できるよう工夫してみてください。

ただし、環境調整には、職場や身近な人など周囲の協力が不可欠です。適応障害の診断書があると環境調整の説明や理解がスムーズにいきやすいので、主治医に相談するとよいでしょう。

自分なりのストレス解消法を実践する

心や身体が疲れたときには、その原因となるストレスを発散させるのが大切です。

人はストレスを感じると、脳内でコルチゾールが分泌される仕組みです。コルチゾールはストレスホルモンの一種であり、本来は中枢神経や代謝、免疫をサポートする大切な役割を担う存在です。

しかしコルチゾールは、過剰に分泌されると、心身にさまざまな不調を生じさせる諸刃の剣にもなります。

また、神経の伝達機能を阻害し、脳の記憶を司る海馬にも悪影響を及ぼすともいわれており、それが頭の回転を鈍らせる原因になっているのかもしれません。

ストレスに効く方法は人によってさまざまなので、自分なりの解消法がみつかれば、症状改善および再発防止につながるでしょう。

適応障害や頭が働かない悩みはこころの専門家へ相談を!

医師が医療処方箋を書く - クリニック ストックフォトと画像

適応障害になると、思考力が低下し、頭がうまく働かなくなります。また、集中力や記憶力、判断力も鈍り、普段と比べ頭が回らなくなったように感じる方も少なくありません。

ただし、頭の回転に悪影響を与える疾患は、適応障害だけではありません。別の病気や障害が潜んでいる可能性もあるため、自己判断に頼るのではなく、メンタルヘルス専門の医療機関の受診をおすすめします。

最近あった嫌な出来事やストレスをきっかけに、以前にはなかった変化が見られる場合は、すぐに「よりそいメンタルクリニック」へお越しください。

当院は診断書の即日発行が可能です。環境調整を申請予定の方は、ぜひお問い合わせください。

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